これもまた悪い夢の続き 03.[020)たいの日記]
(2005-12-21 19:46:45) by =oyo=


こんな夢をみた。

某有名バンドに所属しているメンバーに、作品制作のプロジェクトに参加要請をしなければならない羽目になった。そのメンバーとは、純粋に個人的なつきあいで交流していたから、正直言って、ビジネスライクな交渉はやりたくはない。とは言うものの、正規のルートでオファーしたら正式決定するまでは時間がかかりすぎる。そんなに時間的な余裕はこのプロジェクトにはないのだ。第一、彼の所属事務所のアーティスト・マネージメントのギャランティーに対してのうるささといったら、この業界では有名だから一体、いくらふっかけられるかわかったものではない。
と、いうわけで、いつも通りのゲリラ戦。まずはアーティストを巻き込んで、彼経由でマネージメント・サイドを説得しようという事になった。
さて、上手く行ったらお慰み、いずれにしても、このボクは、金銭的欲得とは無縁の友人を一人、失うわけなのだが…。

と、いうわけで、ボクたち三人は、彼らのリハーサル・スタジオにいきなり出向くことにした。彼には、面倒くさい説明はヌキにして、マネージャーをあるヒトに紹介して欲しいとしか伝えてない。で、そのあるヒトが、今回のプロジェクトの立案者のT氏。そして、こういう現場処理のめんどくさい状況にはうってつけのY嬢にも同行してもらった。
いや、べつに彼女が辣腕を振るうわけぢゃない。ただ、彼女の時間軸のズレた佇まいが、シビアで緊迫しまくっているその場の雰囲気をものの見事に弛緩させてくれるのだ。いままでは。
そして、ボクたちは待った。ただひたすら待った。スタジオには、バンドのメンバーやスタッフ、そして彼らの関係者が始終出入りする。彼も、ボクたちの直前を行き来するが、すまなそうな視線を投げかけるのが精一杯。なにしろ、昨夜の彼との電話口での会話では、この日は通常のリハーサルに加え来期の作品発表やツアー・スケジュールなど、一切合切の打ち合わせを行うというのだ。
「明日はやめといた方がいいよ」とは、彼の弁だしボクもそう思う。しかし、ボクたちにも時間がないのもまた、事実なのだ。
幸か不幸か、こういう居心地の悪さには慣れている。それこそ、小学生の頃からね。転校生として夏休み明けに新しいクラスになかなか馴染めなかったり、同級生の女子の自宅に招かれた際の…(以下略)ぢりぢりと時間だけが過ぎていくなか、Y嬢だけが、別の時空間で缶コーヒーを啜っている。

この後、ボクはひょんなことからリッケンバッカー12弦、そうザ・ビートルズ(THE BEATLES)の『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! (原題:A HARD DAY'S NIGHT)』で大活躍するギターRickenbacker Model 330/12を入手することになるんだけども…事の顛末はいずれまたね。

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