中野坂上の交差点は普段でもビル風の強いところなんだけれども、今日は殊の外、強くて下り坂のくせに自転車を漕いでも漕いでも進みやしない。これぢゃあ、降りて押した方が早いよな、って油断した瞬間に帽子を吹き飛ばされてしまう。「ん、もう?」よろよろと自転車を歩道脇に止めて、追い掛ける。
運良く親切なおばさんがひろってくれたおかげで、先ずは一安心。「どうもありがとう」
夕方の約束までは、小一時間程余裕があるので、一旦帰宅する事にする。辿り着いた途端に、くず折れる様にぶったおれる。なんか疲れた。
ふと気がつくと、ソファ・ベッドの上で居眠りこいてる自分がいる。出かける時間が来たので、慌てて飛び出すと激しい雨が降り出している。躊躇するが、ずぶぬれを覚悟で自転車に飛び乗る。
そして深夜に帰宅。ニュースをざっと観て、深夜映画を観終わった後に、PCに向かっている己がここにいる。
これぢゃあ、ホントの日記ぢゃあなくてフツーの日記ですよね。
本来ならば、風の強い日は、なにかが始まる日だったり、なにかを予感させる日なんだけれども...。