目覚ましが鳴る。鳴るけれども勝手に手が伸びてその五月蠅(=うるさ)いやつを黙らせる(もう六月だぜって野暮なツッコミはなしって事でひとつたのんます)。鳴るけれどもまだ大丈夫。最初の目覚ましは2,3分進んでいるから。もうしばらくしたらあいつが鳴るな。ほら、鳴った。
深夜電源を切っていた携帯が「オートパワーオン」機能で自動的に起動する。メーカー・サイドは爽やかな音響を演出したつもりだろうが、意外と大音量。下手な目覚ましよりも効果的。とりあへず起きる。起きてトイレ入って水呑んでサプリを齧って、またベッドに逆戻り。まだ、30分は眠れるんですよ御安心あれ。もうひとつの目覚ましは待機中。横になるつもりが爆睡して、最後の砦に叩き起こされる。いつもの様に。あと15分。歯を磨いて着替えて荷物チェックして戸締まり確認してガスの元栓と電気を再チェック。どんよりとした天気を怨めしそうに睨んで傘をひっつかんで出かけます。