一夜明け 宴の跡は 消えゆくも 君が香こそぞ 我が肌理憶ゆ
<読み> ひとよあけ うたげのあとは きえゆくも きみがかこそぞ わがはだおぼゆ
<意味> 一夜明けたら、宴席の場も片づけられて消えてしまったが、あなたがつけていた香りは、私の肌が憶えている。
<解説> 「宴の後」独特の寂寥感と、夏の短い夜、その一瞬の恋を、ひとつの歌に格調高く詠んだ名歌である。ちなみに07.30.は墨田川花火大会。すてきな夏の想い出を創りたいものである。