梅雨来ル前ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2009-05-29 00:23:38) by =oyo=


<画像:20090528.jpg>
雨降らば 顧みられぬ つつじかな 路肩の水を 紅く染めたり

るい詠める

<読み>
あめふらば かえりみられぬ つつじかな ろかたのみずを あかくそめたり

<意味>
雨が降ったのならば、つつじは忘れ去られる存在なのでしょう。路肩の水たまりを紅く染めている。

<解説>
つつじ (Rhododendron) の開花は4月から5月だから、もう盛りを過ぎている。咲き乱れた紅や白の花々も散り始めている。そんな頃の雨の日。梅雨入りはまだとはいえ、今日は終日すっきりしない天気で、夕刻より雨脚が早くなった。落花したつつじ (Rhododendron)は、雨に濡れ、雨水を吸い、道路脇を、彩っている。
そんな光景を詠んだ歌である。
ただ、個人的な事だけれども、樹上で咲き乱れている頃よりも、こんな雨の日の方が、その存在感に気づかされる事が多いのですが。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7