花屋ニテ待ツヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2010-01-15 01:11:29) by =oyo=


<画像:20100114.jpg>
蒼醒めた 灯の中に 咲く花の 紅に染まるを 手折りて待てり

るい詠める

<読み>
あおざめた あかりのなかに さくはなの べににそまるを たおりてまてり

<意味>
青ざめた(人工の)灯りに照らされて咲いている花の中から、紅色に咲いている花を手折って待っている。

<解説>
寒波が押し寄せている中にも関わらずに、花が咲き乱れているのは、そこが空調がきいた場所だからだ。そこは暖かいけれども、どこかよそよそしい。
そんな場所で誰かを待っている作者は、紅色の花をその手で選びとった。なんという名の花であり、どんな花を咲かせているのだろうか。
品種が詠み込まれていれば、花言葉 (Floriography / Language Of Flowers) の様な明らかなメッセージを読者は知る事は出来るが、それも叶わない。

(この項:たい)


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