<画像>
我が君を 迎火焚きて 初床に 招く心は あはれなりしや
<読み>
わがきみを むかえびたきて はつとこに まねくこころは あわれなりしや
<意味>
わたしの愛する人(の魂)を、迎火を焚いて初夜をともにしたいと願う、その心の心情はどの様なものだろうか?
<解説>
太平洋戦争中は、かたちばかりの結婚式をあげて出征した兵士が多かったと聞く。そのうちのどれほどの若者が生きて帰って来れたのだろうか? 「あはれ」という語句は、様々な意匠を持った言葉ではあるが、この歌を読む者それぞれが、それぞれの立ち場で解釈して欲しい。明日は、60回目の終戦記念日。