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休み明け 逢ふて再び 諍ひぬ 滲む想ひに 忸怩たる膿
<読み>
やすみあけ あうてふたたび いさかいぬ にじむおもいに じくじたるうみ
<意味>
[ゴールデン・ウィークの] 休みが明けて、逢ったならば、また諍いをしてしまった。膿が滲む様な忸怩たる思いがする。
<解説>
カレンダー的には、今年のゴルデンウィーク (Golden Week) も終り。皆さんはいかがお過ごしでしたでしょうか。
恐らく、この歌の主人公は、休み前に恋人と喧嘩をして、冷却期間のつもりだったのだろうか、その間、二人は逢わないでいた。その二人が休みも明けて再会すると [と、言う事は、ふたりの職場は同じ なのだろうか? と、ちょっと下衆な勘ぐりもしたくなる] 冷却期間の効果もさほど効かなかった様で、再び喧嘩をしてしまった。
己の望まざる結果となってしまった後悔や内省が、下の句に表現されている。通常の形容としては「滲む膿」や「忸怩たる思い」となるとこころを、あえて入れ替えている。