信号待チヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2010-06-04 00:58:43) by =oyo=


<画像:20100603.jpg>

待つ女は 陽傘の下で 頸拭ふ 緑の中に 朱映ゆれども

るい詠める

<読み>
まつひとは ひがさのしたで くびぬぐう みどりのなかに あけはゆれども

<意味>
[信号を] 待つその女性は、陽傘の下で、頸の汗を拭っている。碧の樹々の中に朱色の花々が映えているのだけれども。

<解説>
梅雨入りもまだなのに、今日は終日暑かった。陽射しも既に、真夏の様な輝きをみせている。
碧と朱色の対比の中に、第二句の「陽傘の下」という語句が想像させる、黒が入る。個人的には、その信号待ちをしている女性の頸筋は、白ければ白い程、いいなぁと思う。

(この項:たい)


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