梅雨入リ前ノ快晴ニ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2010-06-11 00:51:54) by =oyo=


<画像:20100610.jpg>
メール受けて 街の水面は 凪ぎたれど 夏にぞめきて ビル風揺れる

るい詠める

<読み>
めーるうけて まちのみなもは なぎたれど なつにぞめきて びるかぜゆれる

<意味>
メールを受信したら、街中にある水面は静かだけれども、夏に浮かれてビル風に [こころが] 揺らいでいる。

<解説>
第四句の「ぞめく」とは、「浮かれ騒ぐ」様子を表す語句で、漢字で書けば「騒ぐ」となる。
静かな光景が、ほんのちょっとしたきっかけで、異なる風景と化してしまう。と、書けば大袈裟だけれども。ビル風は吹いても、水面 [公園等にある池かなにかなのだろう] は静かという光景は、観る順番を違えれば、全く異なる光景となる場合もある [試みに、上の句と下の句の順番を入れ替えて読んでみれば宜しかろう]。
日中は歩けば額に汗するが、爽やかな気配を感じられる一日だった。週明けには、いよいよ梅雨入りとか。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7