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去年の夏 きみに出逢ふた 眩しさか 幻の街 水面に漂ふ
<読み>
こぞのなつ きみにであふた まぶしさか まぼろしのまち みなもにただよう
<意味>
去年の夏に、あなたに出逢った際の眩しさ [と同じ眩しさ] だろうか。幻の街が水面に漂っている。
<解説>
詠んだシチュエーションは、恐らく前回のものと同じだろう。異なる点は前作が現在ならば、本作は過去に想いを馳せているところ。現時点での陽射しの眩しさが、去年の夏のある出来事を想い出させる。しかも、その想いは水面に映り込む街の光景の様に、儚気だ。
今週頭に梅雨入りした関東は、強い陽光が終始照りつけ、梅雨の中休みとは名ばかりな程に、厳しい暑さとなった。これから先の、真夏の日々が思いやられる。