昔語リヲ我ガ身ニ準ヘテ詠メル[060)携帯からみる]
(2005-08-15 08:37:26) by tgc


<画像>
翌夏にと 送火焚きて 契るより 我が精捧げ 黄泉に逝かんと

るい詠める

<読み>
よくなつにと おくりびたいて ちぎるより わがせいささげ よみにいかんと

<意味>
来年の夏にまた会いましょうと、送り火を焚いて恋人(の魂)と約束するよりも、自らの精(=生)を捧げてあの世に逝ってしまおうかと思う。

<解説>
その恋が激しければ激しいだけ、別れは迎えたくはないものだ。しかも、その恋人が亡き人であれば、常軌を逸した感情が燃え上がったとしても致し方ない。
一年に一度の死者との逢瀬は、喜ばしきものか、悲しむべきものか、私には判断が尽きかねる。

(この項:たい)


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