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夏の空 矩形に刻む 白い影 汗滲ませて 仰ぎ観るかな
<読み>
なつのそら くけいにきざむ しろいかげ あせにじませて あおぎみるかな
<意味>
夏の青空を矩形に刻んでいる白いビルの影を、汗を滲ませながら仰いで観ている。
<解説>
連日、猛暑日が続いている。街中を歩いていると、陽射しの強さ以上に、照り返しによる暑さの方が強い様な気がする。額に汗を滲ませながら、ふと空を望むと、青空を四角く切り取って、白いビルが立ちはだかっている。
歌の情景は、恐らく以上の様なものだろう。作者は、その白いビルを眩しいと、詞書で記しているのみだが、恐らく、この暑さに対して、言いたい事は山ほどにあるに違いない。
っていうか、ぼく自身にもあるのだけれども、それを書き出してもどうにもなる訳でもない。
文字通り天に唾する様なものだからである。
体調管理には、充分にお気をつけ下さい。