血ヲ吸ワレシ夜ヲ詠メル[060)携帯からみる]
(2005-08-19 18:12:09) by tgc


<画像>
かき抱かれ 紅く濡れにし 彼が唇は 我が精なりや 彼が愛なりや

るい詠める

<読み>
かきいだかれ あかくぬれにし あがくちは わがせいなりや あがあいなりや

<意味>
あなたに抱かれていると、あなたの唇があかく濡れている。このあかいものは、わたしの魂(=生)だろうか、あなたが愛している証拠だろうか?
<解説>
「赤い月〜」(夏至前夜ニ詠メル)と同趣向の歌。但し、今回の作品がよりダイレクトにエロス(=愛)とタナトス(=死)をうたっている。濃密な愛の歌である。
また、各句に「a」音を重ねて韻を踏んでいる事も詩情を高め、効果的である。

(この項:たい)

cf:参照せよ!

<画像:doraculla.jpg><画像:>


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