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こひといふ みちに迷ひて 雨に遭ふ うなじ冷たし 花ひとひらで
<読み>
こいという みちにまよいて あめにあう うなじつめたし はなひとひらで
<意味>
「来い」と言われたその [恋の] 路に迷っていたら、雨が降って来た。 [雨宿りしていたら濡れた] 花びらが一片落ちて来て、うなじが冷たい。
<解説>
だんだん暖かくなってきたら、今日は薄曇り。時折、小雨が降る一日とはなったが、それでも先日来の寒さを想うと、日照も望めないのにも関わらず、その寒さとは程遠い。
日一日毎に、雨一雨毎に、春めいてくるのだろう。
初句の「こひ」は、「来い」と「恋」の掛詞。