<画像:20110303.jpg>
屋に独り 桃の小枝を 挿し活けて やよひさんがつ 凍えて眠れ
<読み>
やにひとり もものこえだを さしいけて やよいさんがつ こごえてねむれ
<意味>
部屋に独り、桃の小枝を [花瓶に] 挿し活けて、弥生三月に凍えて眠れ。
<解説>
口語訳の必要もない程に、単純な短歌だけれども、この歌の中に詠われた孤独感や寂寥感を味わうべき作品である。
昨日は久しぶりに晴天となったのだが、この寒さは、この寒さは、数日来のもの。と、いうか、晴間がのぞいている分、余計に寒い気がする。
桃の節句 (Hinamatsuri) で春はもうそこまで、と言いたいのはやまやまだが、まだまだ遠い春の一日である。