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弥生の夜 ほころぶ梅や 妖艶に 灯り消えたる 街の静寂に
<読み>
やよいのよ ほころぶうめや ようえんに あかりきえたる まちのしじまに
<意味>
三月の夜にほころぶ梅は妖艶なんだなぁ。灯りが消えた街の静けさの中で観ると。
<解説>
先週末の地震で、街は節電が行われている。照明は半分に落とされ、エレベーター / エスカレーターや自働ドアの類も半数が停止となり、電車内の暖房も止められている。
それは日中ばかりではなくて、夜間になっても徹底されていて、これまでとは異なる光景が眼の前に広がる。
その結果、今まで気づかずに通り過ぎてしまったものに、改めて気づかされる場合も多い。
不謹慎かと思われるかもしれないが、これが夜本来の美しさなのだ。