闇ノ綺麗ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2011-03-18 00:18:40) by =oyo=


<画像:20110317.jpg>
弥生の夜 ほころぶ梅や 妖艶に 灯り消えたる 街の静寂に

るい詠める

<読み>
やよいのよ ほころぶうめや ようえんに あかりきえたる まちのしじまに

<意味>
三月の夜にほころぶ梅は妖艶なんだなぁ。灯りが消えた街の静けさの中で観ると。

<解説>
先週末の地震で、街は節電が行われている。照明は半分に落とされ、エレベーター / エスカレーターや自働ドアの類も半数が停止となり、電車内の暖房も止められている。
それは日中ばかりではなくて、夜間になっても徹底されていて、これまでとは異なる光景が眼の前に広がる。
その結果、今まで気づかずに通り過ぎてしまったものに、改めて気づかされる場合も多い。
不謹慎かと思われるかもしれないが、これが夜本来の美しさなのだ。

(この項:たい)


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