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あの日より 日々の糧さへ 戸惑へど 笑みも泪も 溢れて絶へず
<読み>
あのひより ひびのかてさえ とまどえど えみもなみだも あふれてたえず
<意味>
あの地震の日から、日常の食料にさえ戸惑ってしまうけれども、笑顔も泪も溢れて絶える事はない。
<解説>
東北関東大震災から二週間以上が経とうとしているが、事態はさらに深刻になっている。地震直後の食料品や日用品の不足と、それに触発されての買い占めも、需給バランスの調整がつけば、今となっては笑い話にしかならない [と、言えるのもここが被災地ではないからだ]。しかし、福島第一原発の事故を起因とする放射能汚染に関しては、現状も不明確な上に有効な対策も未だに覚束ない様だ。
だがしかし、それでも、日常のささいな出来事は、悲しみだけでなく、喜びや笑いをもたらしてくれる。
一例を挙げれば、個人的には、甲子園で高校野球が無事に開催されていると想うだけで、じぃんと来てしまうのだ。