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花便り めくる暦の 風吹かば 失せし日よりの 明日を指折る
<読み>
はなだより めくるこよみの かぜふかば うせしひよりの あすをゆびおる
<意味>
桜の便りも聴こえて、暦をめくる風が吹けば、喪ってしまったあの日から先の、未来の可能性を考えよう。
<解説>
もう四月。決して忘れてはならないだろうし、また、決して忘れる事も出来ない三月なのだろうけれども、過去よりも未来を夢観ようという歌。
個人的には、花粉シーズンのまっただ中で、それが一番辛い。
蛇足だろうけれども、古典では「花」と言えば、「桜」と解しておけば間違いない。