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独り寝か 舐めほす夢や きみが舌 嵐待ち侘ぶ 躯のどこか
<読み>
ひとりねか なめほすゆめや きみがした あらしまちわぶ からだのどこか
<意味>
独り寝だからだろうか、あなたの舌を欲して舐め尽くす夢を観る。からだのどこかが嵐が来るのを待ち侘びている。
<解説>
台風12号がこの週末、日本列島を直撃して、相当な被害を各地にもたらしそうな気配である。数日前から、天候が不順で、一瞬の晴間とざぁっと降り込む雨が交互にやって来る。しかも蒸し暑い。
そんな日々に観た夢の歌。天候が荒れるとこころも荒れる [セクシャルな歌は解説するのも野暮だから、この程度でおさめておきます]。
第二句「ほす」は「欲す」と「干す」の掛詞。他にもダブル・ミーニング的な謂い廻しはあるかもしれないけれども、ここでは指摘しない。
第三句「きみが舌」をここでは目的語として解釈したけれども、勿論、第二句の主語と解する事も可能かもしれないが、やっぱりここでは訳出しない [笑]。
いい忘れそうになったが、この週末は充分すぎるくらいの警戒を。お気をつけ下さい。