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多分、学生時代の頃だと憶うから、もう20年以上も前の事である。
一通りのオーディオ・セットはあるものの、TVはないという、世の中の常識とはちょっとずれた部屋にぼくは寝転んでいて、つけっぱなしのFM放送を聴くまでもなく聴いていた。時刻は恐らく夕刻、6時台だと憶う。当時は夜7時のニュースを聴いてから夕食にする事にしていたから、腹は減っているけれども、手にてなす なにごともなし。という状況下に、ぼくはいた。
その時、印象的なリズム・パターンが流れてきた。シンプルなベース・ラインと一拍のハンド・クラッピン、そして男声の溜息。
そのリズム・パターンに促される様にぼくは立ち上がって、そっとメロディを囁き始めた。
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