<画像> 我もまた 彼と同じく 迷ひ鳥 見えざる壁に 頭打ちつつ
<読み> われもまた かれとおなじく まよいどり みえざるかべに かしらうちつつ
<意味> わたしもまた、あの鳥の様に迷っているのだろう。眼に見えない壁に頭をぶつけ続けているようだ。
<解説> 誰しもが一度は囚われる感慨、人生の徒労感と不条理感をうたった歌である。しかし、その見えない壁は第三者から見れば、簡単に解決出来る問題である事も多い。それもまた、不条理な事実である。