<画像:20120830_1715~01.jpg> 頽るな 既に宿命の 別れなり 流るべき泪も 遥かな昔
<読み> くずおるな すでにさだめの わかれなり ながるべきなみだも はるかなむかし
<意味> 嘆き哀しむな 既に宿命と定まっている別れである。流れても不思議ではない泪も遥かな昔の事である。
<解説> 初句「頽る」は「くずおる」と読むラ行下二段活用の動詞。連用形。落胆するという意味。 第4句の連体形の助動詞「べき」は、ここでは確実な推量、強い確信として、解釈した。