神社デ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2012-09-20 23:29:53) by =oyo=


<画像:20120920_1415~01.jpg>
近道と 境内抜けて 秋と知る 箒掃く音に 媼ひとり

るい詠める

<読み>
ちかみちと けいだいぬけて あきとしる ほうきはくねに おうなひとり

<意味>
近道をしようと神社の境内を抜けると、今が秋なのだと解る。箒で掃く音が聴こえ老婆がひとりいる。

<解説>
街中にある神社仏閣は、樹々が周囲よりも多くある事もあって、季節の移り変わりも発見しやすいのかもしれない。
だが、ここで作者がなにを観て、秋を発見したのかは詠われてはいない。ただ、静けさと、他とは違う時間が流れている事だけが、下の句では詠われている様なのである。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7