路傍ノ死ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2012-12-06 23:29:33) by =oyo=


<画像:20121206_1444~01.jpg>
遮断機や 散りて轢かれし 供花ひとつ 今朝も遅るる 電車あり

るい詠める

<読み>
しゃだんきや ちりてひかれし くげひとつ けさもおくるる でんしゃあり

<意味>
遮断機のそばに散って轢かれてしまった供花が一輪ある。今朝も定刻より遅延している電車がある。

<解説>
毎日、どこかで列車ダイヤが乱れている。それは先日の大雪の様な、天候不順の場合も当然の如くにあり得る訳だけれども、そちらはあくまでも例外の方に分類される。誰もその理由や原因をアナウンスしないし、誰もそれを咎め立てたり問い糾したりもしない。解りすぎるくらい、解りきった事なのだ。
師走、だから誰しも、誘惑されない様に、息せき切ってはしって行く。既に充分に遅れているのにも関わらずに。

(この項:たい)


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