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終ひの宴 踊る小鬼も あらばこそ だんすまかぶら 篝火燃やせ
<読み>
ついのえん おどるこおにも あらばこそ だんすまかぶら かがりびもやせ
<意味>
終りの宴では、踊る小鬼もいるからこその、死の舞踏。さぁ、篝火を燃やそう。
<解説>
第4句は、所謂死の舞踏 (La Danse Macabre / La Danza Macabra) である。だが、ここで詠われているのは、中世の闇を彩った、死への恐怖というよりも、死を経て何れ来る再生の儀式を差しているのだろう。つまりは行く年来る年。行くは逝くではあるが、生くでもある。
それでは、みなさん。よいお年を。