去年ノ降雪ノ夜ヲ憶ヒテ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2013-01-17 17:26:16) by =oyo=


<画像:20130117.jpg>
雪呼びし きみの訪ひ 憶ひ出ず なごりの雪も 融けて久しきに

るい詠める

<読み>
ゆきよびし きみのおとない おもいいず なごりのゆきも とけてひさしきに

<意味>
雪を呼ぶかの様に顕われたあなたの訪問を憶い出した。[去年の降雪の夜の事だから] なごり雪も融けて永い時が経過した筈なのに。

<解説>
成人の日の積雪は、まだ路のあちらこちらに遺っている。しかもそれらは凍って固まっているから、根雪と言うと大袈裟と笑われるかもしれないが、まだしばらくはそのままなのだろう。
そんな時にふと憶い出すのは、去年の冬の一夜なのである。その夜の思い出は、非常に印象深いモノなのだけれども、その時に降った雪は、恐らく、一夜明ければ融けてしまったのだろう。
そして、その夜の関係は永くは続かなかったのかもしれない。だが今年の冬の雪は、ご覧の通り。そして、今の自身の境遇は ...。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7