或ル絵ヲ観テ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2013-02-14 17:27:14) by =oyo=


<画像:20130214.jpg>
花の色は 境界のくろ 飛び越へて 画布に塗つたり 赤く紅くあかく

るい詠める

<読み>
はなのいろは きょうかいのくろ とびこえて がふにぬったり あかくあかくあかく

<意味>
花の色は境界線の黒を飛び越えて、画布に塗ってある様々なあかい色で

<解説>
読むヒトによって、いくらでも解釈が分かれる余地のある作品である。ある絵画作品の鑑賞とも読めるし、自身が描いている作品の描写とも読める。
また、結句の3種の表記で書き分けられた色彩の描写は、その多種多様さとも読めるし、その筆致のはやさや激しさとも読める。
いずれにしろ、客観的な写生に徹した作品とも、自己の内面描写とも、いずれの解読も可能なのだ。

(この項:たい)


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