<画像> 濡れ枕 夜露光りし 草木見ゆ 泣ける鈴虫 我が友ならん
<読み> ぬれまくら よつゆひかりし くさきみゆ なけるすずむし わがともならん
<意味> (淋しくて)枕を涙で濡らしていると、草木も夜露で光っている。鳴いている鈴虫は、わたしと同じ様な心持ちだろう。
<解説> 鈴虫が鳴くのは、求愛の儀式、それを踏まえて作者は自らの心情を歌に込めている。