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きみに問ふ あるやあらぬや 菜種梅雨 結露に綴る 憂しといふ文字
<読み>
きみにとう あるやあらぬや なたねつゆ けつろにつづる 「うし」という文字
<意味>
あなたに尋ねる、この天気は菜種梅雨なのだろうかそうではないのだろうか。結露の上に「憂い」という文字を綴る。
<解説>
春というのに、季節外れの長雨が続く。否、そうではない。菜種梅雨という語句がある様に、春だからこその長雨もあるのだ。そして、結露がはる程だから、恐らくその雨は冷たくそとは寒い。
しかも、その雨は、寒くて長い冬の果てにあるものだからこその、他の季節には体感出来ない、感情が渦巻いているのである。