入梅ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2013-05-30 17:27:16) by =oyo=


<画像:20130530.jpg>
ざつと降る 蛙呑込む 蛇に似て はしる雨脚 立ち尽くす吾

るい詠める

<読み>
ざっとふる かわずのみこむ へびににて はしるあまあし たちつくすわれ

<意味>
ざあっと降る [その勢いは] 蛙を呑込む蛇に似ていて、はしる雨脚の早さには、立ち尽くすばかりのわたしである。

<解説>
昨日、梅雨入りしたばかりのこちらは、終日、はっきりしない天気で、先程から細かい雨が降っている。外出する度に、降る雨の量も質も、変わっている様で、傘が手放せないのは無論の事だけれども、気が落ち着かない。地下鉄で一駅の区間、乗り降りしただけで、雨の景色が様変わりしている。
そんな気象の激しい移り変わりを、動物的な俊敏さに喩えてみたのが、この歌である。

(この項:たい)


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