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果てぬ夢は 眠りをるきみ そをそつと 吾が身にあらば もうひとつの愛
<読み>
はてぬゆめは ねむりおるきみ そをそっと わがみにあらば もうひとつのあい
<意味>
観果てぬ夢は、眠っているあなたにそれをそおっと、わたしの身体にあれば、もうひとつの愛 [する方法があるのに]。
<解説>
閨事を詠んだ歌だから、あまり詳しく書き綴るつもりはないけれども、どこからが現実で、どこからが夢なのだろうと、ふと想う。孤閨の中で、恋人との行為を想い描いているのか、それとも、隣に眠ている恋人の寝姿を観て、想い描いているのか。
だけれども、その辺りを追求しだすと、第3句の解釈をより具体的ならなければならず、それはちょっと、個人的には嫌だなあ、と思う。