甘噛ミヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2013-11-21 17:12:36) by =oyo=


<画像:20131121.jpg>
黒革の ひえひえとした うへに抱かれ 噛むは爪痕 紫のうへ

るい詠める

<読み>
くろかわの ひえひえとした うえにだかれ かむはつめあと むらさきのうえ

<意味>
黒革の冷え冷えとした [ソファーの] 上で抱かれ、噛む場所は爪の痕、紫色になった場所の上だ。

<解説>
これもコメントしづらい閨事を主題にしたモノ。特に解釈しづらい点はないモノとも想える。
敢えて指摘するとすれば、紫色に変色した爪の痕を噛むという事は、以前につくられた傷を責めるという事だから、後はむにゃむにゃむにゃ、各自の想像に委ねる事とする。
ただ、結句は紫式部 (Murasaki Shikibu) の『源氏物語 (The Tale of Genji)』のヒロインの名前でもあるけれども、勿論、原典にはそんな描写は一切ない。

(この項:たい)


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