<画像> 天翔る 陽の輝きに 恋い焦がれ 焼け墜つる彼を 誰が嘲笑ゑるか
<読み> あまかける ひのかがやきに こいこがれ やけおつるかれを たがあざわらえるか
<意味> 天空を駆け抜ける太陽の輝きに恋い焦がれて焼け墜ちてしまったイカロスを誰が嘲り笑うことが出来るだろうか?否、誰も出来ない。
<解説> 先のトンボの亡骸を詠んだ歌と、対にして解釈すべき歌である。 見果てぬ夢と、その夢半ばで果てる者への、あつい想いを読み取るべき作品である。 助動詞「か」は反語で解釈すべき。