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啼く猫は しろく濁れる 夜のそこ 月の端よりも 街灯たかく
<読み>
なくねこは しろくにごれる よるのそこ つきのはよりも がいとうたかく
<意味>
啼いている猫は、[融けずに遺っている雪で] 白く濁った夜のそこにいる。月は低く、街灯の方が高い。
<解説>
一週間前の積雪がまだ遺っていて、寒い。
その寒い深夜の叙景。と、謂うのは、今日の日付で観ると、月齢 (Moon's Age) は20.2で、月の出は22:32と謂うからだ。こちらのサイトで調べた。
第3句「夜のそこ」は、掛詞と謂う程ではないが、「夜の底」とも「夜の其所」とも読める。