<画像><画像> 雨上がり 登りし朝の 陽の光 草木そよぎて また秋に逢う
<読み> あめあがり のぼりしあさの ひのひかり くさきそよぎて またあきにあう
<意味> あめがあがって、朝日が登った陽光を浴びながら、草木が風になびいているのを観ると(既に冬かと思ったら)また再び、秋に出逢った様だ。
<解説> 先の寒々しい歌を受けて一転、爽やかな秋の日刺しを詠んだ歌である。技巧的な歌ではないが、声に出して詠んでみると快い。音韻に労力をかけたのだろう。