木枯らしに もて遊ばるる 我なれど 強き意志持て 君を求めん
<読み> こがらしに もてあそばるる われなれど つよきいしもて きみをもとめん
<意味> 木枯らしに翻弄されているわたしだけれども、強い意志をもって君を捜しに行こう。
<解説> 「木枯らし」は、ここでは具体的には描かれてはいないが、恐らく、作者の恋愛を妨げる種々のものだろう。それらに打ち勝って、己の恋愛を達成しようという力強い歌である。