冬ノ湯浴ミ終エテ詠メル[060)携帯からみる]
(2005-11-17 17:48:08) by tgc


<画像>
歌詠みて 洗いし黒髪 梳きぬれども 千々に惑いし 想いは何処に

るい詠める

<読み>
うたよみて あらいしくろかみ すきぬれども ちぢにまどいし おもいはいずこに

<意味>
歌を詠んだ後に、洗った黒髪を梳いていると、いろいろと惑っていた想いは、どこにいってしまったのだろうか(いや、どこにもいってしまってはいない、未だにここにある)。

<解説>
初句の「歌詠みて」が謎だが、作者に尋ねたところ、この作品はある歌への返歌だという。
最後の句は反語的に解釈し、作者の抱えている問題はなんら解決していないと、解釈すべきだろう。

(この項:たい)


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