<画像> 木の葉ゆれ 落ち葉枯れ葉と なりて舞ひ 陽覆う雲は みじろぎもせず
<読み> このはゆれ おちばかれはと なりてまい ひおおうくもは みじろぎもせず
<意味> 木の枝の葉は風にゆれて、いつかは落ち葉や枯れ葉となって舞っていくが、太陽を覆う雲は、動こうともしない。
<解説> 木の葉の儚げな様子、そしてそれに対する雲の不動な様、冬ならではの無常感を醸し出す歌ではあるが、果たして、この作者の心情はいかなるものだろうか。