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餓へなのか つるむ雨夜は だらだらと ながれる涎 そを追ふ舌の
<読み>
うえなのか つるむあまよは だらだらと ながれるよだれ そをおうしたの
<意味>
[愛に] 餓えているからだろうか。情交を結ぶ雨の一夜はだらだらと [時は過ぎて] 流れる涎とそれを追う舌の動きは。
<解説>
閨事の歌なので、いつもの様に、詳しくは述べない。
ただ、第3句「だらだらと」は第4句の「涎」の形容の様でありながらも、雨夜に交わるふたりの怠惰な緩慢な情景の形容とも解釈出来そうなので、上の<意味>では語句を補って解釈してみた。
この時季は長雨の季節ではあるけれども、一部の地域では降り過ぎの感がない訳ではない。予報や報道や警報に、くれぐれもご注意を。