奇蹟ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2014-10-30 17:18:28) by =oyo=


<画像:20141030.jpg>
夜明けまへ 冬の入り端に わたる橋 まぼろしみたり ケルビムは舞ふ

るい詠める

<読み>
よあけまえ ふゆのいりはに わたるはし まぼろしみたり けるびむはまう

<意味>
夜明け前に、冬の始まるこの時季に、渡る橋の上でケルビムが舞う幻をみた。

<解説>
結句に登場する「ケルビム」は智天使 (Cherubim) とも呼ばれる4枚の翼をもつモノである。
初句「夜明け前」も第2句「入り端」も第3句「橋」も全て境界であって、事物や事象の移り変わる場所や時間を顕している。
その最中に観る舞う天使とは、なんらかの兆しであって、実際に観た / 観ないとは別のところで、作者は恐らく何事か、吉報を待ち望んでいるのであろう。

(この項:たい)


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