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憂しとおもふ 望むあおぞら 頭重のひ ゆくりゆくりと 時のみぞ経る
<読み>
うしとおもう のぞむあおぞら ずおものひ ゆくりゆくりと ときのみぞへる
<意味>
憂鬱だと想うのは、青空を望んでも頭痛が酷い1日だからだ。ゆっくりゆっくりと緩慢に時間ばかりが経過していく。
<解説>
以前もどこかに書いたと思うけど「頭重」は上記の様に"ずおも"と読む。個人的には、その語感が日本語として馴染めない。だからと謂って、他に相応しい読み方がある訳でもないし、他に相応しい語句がある訳でもない。"頭痛"とは、またちょっと違うのだ。
閑話休題。
数日続いたはきりしなかった天気が、今日はものの見事に晴れ上がったモノの、そんな日に限っての体調不良。そのどう仕様も無さを詠んだ歌。
下句は、ただ、時間の経過を待つ心情とも、自身の行動が緩慢な様とも、解釈できる。