浴後ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2014-12-11 17:18:54) by =oyo=


<画像:20141211.jpg>
吾に告ぐ 鏡にをるに 老ふたりと 一筋ながるは 腿をつたひて

るい詠める

<読み>
われにつぐ かがみにおるに おうたりと ひとすじながるは ももをつたいて

<意味>
わたしは告げる、鏡のなかにいる [わたし] に歳をとったねと、一筋流れているものは腿をつたっていく。

<解説>
鏡に映り込む自身の姿を観て感嘆する歌。
詞書と下句から類推するに、作者は湯上りの裸のままの様だ。
そして、その一筋流れていくモノについては、湯とも汗とも涙とも、それとも他のなにかとも、幾つもの可能性が遺されている。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7