<画像> 戯れに 君が香残る 衣まとい その温もりに 心乱るる
<読み> たわむれに きみがかのこる ころもまとい そのぬくもりに こころみだるる
<意味> ふざけ半分に、あなたの匂いが残っている服をはおってみたら、その温かさで気持ちが混乱してしまった。
<解説> 最初の歌が「写真」で視覚に訴え、次の歌が「電話からの声」で聴覚に訴え、この歌では嗅覚に訴える。次第に皮膚感覚に近づいて、より濃密な愛の歌へと至るアプローチを取っている。