元旦ヲ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2015-01-01 17:17:31) by =oyo=


<画像:20150101.jpg>
朝まだ来 みちゆく笑ひ きこゆれば わがみのおもみで つぶれをる乳

るい詠める

<読み>
あさまだき みちゆくわらい きこゆれば わがみのおもみで つぶれおるちち

<意味>
まだ夜が明け切らぬうちから、道行く人々の笑い声が聴こえてくれば、それ自身のおもみでつぶれている乳房がある。

<解説>
上句で描写されているのは、恐らく、初詣に向かう往来の描写だろう。そして、その一方で、として対比する様に述べられているのが下句で、これは自身の描写。
自重で乳房が潰れるのは、恐らく、仰向けになっているからであろう。
覚醒めたばかりなのか、それとも、床に入ったばかりなのか、それは如何様にも解釈出来る。と、同時にそこに、寝正月に代表される怠惰な生活や心情を読み取る事も、新年からの連想から加齢と身の衰えを読み取る事も可能だろう。
と、いうわけで、本年も宜しく御願い致します。

(この項:たい)


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