車内デ詠メル[040)るいの歌集(仮)]
(2015-02-26 17:45:28) by =oyo=


<画像:20150226.jpg>
靴ぬいで 少女の指は いとけなく 描く夢のま 結露ながるる

るい詠める

<読み>
くつぬいで しょうじょのゆびは いちとけなく えがくゆめのま けつろながるる

<意味>
靴をぬいで [座席にあがった] 少女の指はおさなくて、描いている夢の間でも結露が流れてゆく

<解説>
電車かバスの光景だろう。暖房で暖かくその上、今日の様に湿度がある日は車窓に結露が出来る。そして、そこをカンバスにして幼女が絵を描き始める。
第4句「描く夢のま」の「ま」は"間"と謂う文字が充てられるのだろうが、そこは時間を指す意味にも空間を指す意味にも解釈可能だ。
第3句「いとけなく」は"幼い"や"あどけない"と謂う意。

(この項:たい)


コメント投稿
次の記事へ >
< 前の記事へ
TOPへ戻る

Powered by
MT4i 3.0.7