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昼下がり いそぎゆくひと みおくりぬ あけたやすみに 箒もつ折り
<読み>
ひるさがり いそぎゆくひと みおくりぬ あけたやすみに ほうきもつおり
<意味>
昼下がりに急いで行く人を見送ったあけた連休に箒をもって [清掃をしている] 際に
<解説>
カレンダー上では今年のゴールデン・ウィークもお終い(ヒトによっては今週末まで休みの方もいるかもしれない)。だから、休み明けで大忙しなヒトもいれば、俗に謂う休み惚けで緩慢なヒトもいるかもしれない。
職場もしくは家庭の玄関先を清掃している際の光景だろうか。そこを急いで外出するヒトがいて当然、清掃の手は止まらざるを得ない。
そんなふたりの時間の誤差を描いた様な歌。
個人的には、アルバイトに寝坊して大慌てで駆け出す五代裕作 (Yusaku Godai) を呆然と見送る音無響子 (Kyoko Otonashi) といった図式 [出典は謂うまでもなくマンガ『めぞん一刻 (Maison Ikkoku)』 [作:高橋留美子 / Rumiko Takahashi 1980〜1987年 ビッグコミックスピリッツ連載] ]。