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ひもふたつ 捻れて縺れて 土踏まず 腿に一筋 ゆるい皺よる
<読み>
ひもふたつ ねじれてもつれるて つちふまず ももにひとすじ ゆるいしわよる
<意味>
2本の紐が捻れて縺れて土踏まず [に絡んでいる] 腿に一筋のゆるい皺が寄っている。
<解説>
初句「ひもふたつ」は上掲の様に2本の紐と解したが果たしてそれでいいのだろうか。だからと謂って"日"とか"火"とか"非"とか、他に代入可能な語句を幾つか思い浮かべても、ひとつとして馴染んでくれない。
詞書にある「柔軟」からそのまま柔軟体操の叙景を詠んだ歌と解する事も可能なのだが、実際に体操をしている際に、それに該当する様な光景が観れるかどうかは保証の限りではない。
もしかしたら、全然異なる心象風景を描写したモノかもしれないし、もしそうだとしたら、身体的な何か肉体的な何かが、その光景をみさせているのかもしれない。