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ゆびをきる 白紙のはしが あかく濡れ おもいのほかに 血が濃くて
<読み>
ゆびをきる はくしのはしが あかくぬれ おもいのほかに ちがこくて
<意味>
指を切った白紙の端が赤く濡れて思った以上に血が濃い。
<解説>
本当に些細な傷で、ほんの少し指先に血が滲む程度なのに、なぜ、紙で指を切るとあんなに痛いのか。
だからつい、まじまじと指先を凝視めてしまうが、できることはすくない。
それなのに [それともそれ故に?] 作者の視線はきった犯人である紙に向かう。
白紙は白い紙と謂う意味の他に、なにも書かれていないと謂う意味もある。
結句は、その紙の端がねっとりと赤く濡れている、と謂う状況描写だけなのだろうか。