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壁たたく 巻雲ありて 枯葉の音 きみの襟の たてをるゆへか
<読み>
かべたたく けんうんありて かれはのね きみのえりの たておるゆえか
<意味>
壁をたたいてる [その音は] 巻雲があって [その下で] 枯葉の音 [である] は、あなたが襟を立たせているその理由なのだろうか。
<解説>
第2句にある巻雲 (Cirrus Cloud) とは、細い筋状の雲の事であって、この季節によくみられるモノである。
その巻雲 (Cirrus Cloud) が壁を叩いているのではなくて、初句「壁たたく」は第3句の「枯葉」を修辞しているのであろうと解釈して、<意味>では上の様に語句を補ってみた。
台風23号の影響だろうか、ここ数日は風が強く、よく晴れた日々なのに、寒々と感じる。